書籍出版のお知らせ『ペットの命と生きる本 ペットロスを乗りこえるためのトライアングルケア』
書名:ペットの命と生きる本 ペットロスを乗りこえるためのトライアングルケア
著:サニー カミヤ
四六判 160頁
ISBN978-4-89531-994-2
2024年9月発行
定価:本体2,200円(税別)
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内容
家族の一員として、かけがえのない存在であるペットとの避けられない別れを受け入れ、
永遠の絆を深めるために、私たちが心がけたいこと、実践すべきこととは?
本書では、ペットとのつらい別れを受け入れ、そして新しい命を迎えるための取り組みとして著者が提唱する「トライアングルケア(ターミナルケア、グリーフケア、スピリチュアルケア)」という3段階のアプローチを紹介。ペットの終末期から死後までのケアを適切に行い、ペットとの永遠の絆を深めるために必要な知識や考え方、実践法を詳しく解説。
●ターミナルケア
終末期を迎えたペットの痛みや不快感を和らげる方法、快適な環境づくり、そして飼い主自身のケアについての具体的なアドバイスなどを解説。
●グリーフケア
ペットロスによる悲しみのプロセスを理解し、それを健全に乗りこえていくための実践的なアドバイスとサポート方法を整理。ペットの追悼の方法なども紹介。
●スピリチュアルケア
ペットとの絆を新たなかたちで継続していく方法を紹介。さらに、悲しみを乗りこえ、新しい命(ペット)を迎えることの意義についても言及。
目次
第1章 命の終末に寄り添うターミナルケア(終末期ケア)
1 ターミナルケア(終末期ケア)とは
痛みの管理
メンタルケア
環境の整備
ターミナルケアには飼い主に対するサポートも含まれる
2 ターミナルケアの目的
家族で事前に話し合っておくことも大切
3 ペットの苦痛はわかりにくい
生き残るため
社会的地位を守るため
飼い主への配慮
ひと目でわかる苦痛は特に要注意
苦痛を正確に把握し、適切な処置を受ける
4 ペットの苦痛のサインとは
体に現れる変化(生理的サイン)
行動に現れる変化(行動的サイン)
日頃からよく観察し、少しでも変化があればすぐに対応する
5 痛みを評価するメリックチャート
6 終末期の苦痛を取り除く介助
環境を整える
排泄の介助
飼い主とのふれあいは不可欠
7 ペットを癒すヒーリングタッチ
ヒーリングタッチの手順
ヒーリングタッチに期待する効果
8 ホリスティック獣医学
健康を多角的に捉え、さまざまなアプローチを統合する
9 免疫力を引き出す治療と生活習慣
免疫細胞療法
リラックスできる環境を整える
食事と栄養
10 苦しみから救う安楽死という選択
安楽死を選択した事例
安楽死を検討するときの留意点
亡くなったペットは飼い主が苦しむことを望まない
第2章 命の終末を受け止めるグリーフケア(祝別ケア)
1 グリーフケア(祝別ケア)とは
グリーフケアのプロセスは幅広い
2 グリーフケアの目的
温かい記憶を心の糧とする
3 グリーフケアを行うときの注意点
悲しみの深さは人によって異なる
ペットの死に対する子どもの反応
声がけとふれあい(ケアハグ)
悲嘆の極みにある人への対応と注意点
4 ペットから飼い主へのメッセージ
5 ペットロスを乗りこえる4ステップ
ステップ1 喪失の事実を受け入れる
ステップ2 悲しみと向き合い、徐々に乗りこえる
ステップ3 ペットのいない日常に慣れる
ステップ4 失ったペットを心において生活する
急がずに自分のペースで進んでいく
6 グリーフケアの事前準備
ペットの葬祭場を調べておく
死後の手続きを把握しておく
情報収集とペットロス体験の共有
7 ペットの旅立ちを受け入れる祝別式
魂の旅立ちを祝福する
感謝の思いをかみしめて、祝別の手紙を書く
8 生前に近い姿でお別れするために
遺体を清める
遺体を安置する
9 悲しみのプロセス
ショックと否認
怒り
取引
抑うつ
受容
10 グリーフケアの今後の展望
命の循環
11 飼い主や仲間を失ったペットへの配慮とケア
飼い主が亡くなったらペットはどうなる
ペットの悲しみについて私たちは何を知っているのか
ペットの悲しみの兆候
悲嘆に暮れるペットへのサポート
愛する存在の遺体をみせる
悲しみは成長の旅
同居ペットの死も悲しむのか
12 ペットに遺産を残す方法
負担付遺贈
負担付死因贈与契約
ペット信託
第3章 ペットの命に向き合うスピリチュアルケア(命のケア)
1 スピリチュアルケア(命のケア)とは
ペットとの絆を新たなかたちで継続する
2 スピリチュアルケアの目的
深刻なスピリチュアルペイン
スピリチュアルペインを癒す方法
3 死を「魂の成長と進化」と捉える
解放された魂は私たちのすぐそばにある
ポジティブな状態で魂とつながっていく
4 猫は天使で犬は神
古代から変わらない普遍的な願い
5 マキアの呼吸で心をオープンに
マキアの呼吸法の実践
6 ペットの魂を送り出す祝別式
祝別式の準備(時間と場所)
式次第
レセプション
祝迎の儀式
思い出以上の価値をもたらす祝別式
7 ペットと過ごした日々で得られるもの
悲しみの先に新しい人生の扉がある
8 旅立ったペットは飼い主に何を望むか
ペットの魂を常に身近に感じる
9 新たなペットを迎えるという命のつながり
笑顔と幸せが旅立ったペットへの最高の贈り物
付録 「トライアングルケア講習会」に参加して